Real☆〜好きになってはイケナイ〜
「おまえら、分かってはいると思うが、ここで記録を作ることには意味がある。
次の試合につながる。
手を抜くな!本番だとおもってやれ!!
俺はおまえらを信じてる」
「「はい!!」」
武田先生のことば。
低く、諭すように話すその口調は俺たちに
程よい緊張感と安心を与える。
みんなで円陣を組む。
個人プレーだけど
心はひとつ。
俺たちはS中学水泳部。
誇りだった…――
あの瞬間までは…