ますかれーど
どんなにココロの中がぐちゃぐちゃだって、ほら‥
顔というキャンバスに笑顔というえのぐを乗せて、
ーーー‥笑って。
「おはようございます、銀崎先輩!具合、良くなったんですねっ」
「おはよう。ん、ごめんね。もう大丈夫だよ」
「おはようございます~♪先輩、首どうなさったんですか?」
「あ、おはよう。んぁー‥ちょっと寝違えちゃって」
「おはよう、銀崎さん」
「あ、おはよ~」
「首、痛そうだね」
「ん~大丈夫。ありがとっ」
やっぱり、湿布は目立つ‥よね。
「心!!」
「麗花♪おはよ」
「おはよじゃないわよっ!ちょっ来て」
「えっ!?なに?」
朝からすごい形相で私を引っ張ってく麗花。
人気のない移動教室ばかりの別館まで来ると、いきなりくるっと振り向いた綺麗な顔。
眉間にシワを寄せて詰めよってきた。
「心‥昨日、何があったの?」
「え?」
「え?じゃないわよ‥」
麗花は、深く息を吐いて再び私を見据えた。
「昨日の夜中、兄貴が迎えに行ったでしょ?」
あ‥えっと、そんな気がしなくもない‥
「兄貴が覚醒した」
「は?」
「その首、例のアイツにやられたんだ?」
麗花はぺろりと湿布を剥がすと、どこか感心したような声を出した。
「結構 強くやられたね。その上からこんなにこすっちゃって‥痛くないの?」
麗花の優しい声。
「ちょっとヒリヒリするけど、そんなに痛くないよ」
「そ?なら良いけど‥」
そう言った麗花は、ふっと口元を緩ませて笑う。
「ふふふ。そっか、そっか♪兄貴が覚醒したぞーぃ♪」
なんか1人で楽しそうだ。
「あ、でも心?」
「なな何!?」
今まで踊り出しそうなくらいににやけてた麗花が、いきなり真顔になるからびっくりしたよ。
「その例のアイツには気をつけなね?」
「あ、うん‥」
「わかってる?飴をもらっても、ついてっちゃダメだよ?」
「わかってるよー」
こうやって、顔の筋肉がおかしくなるまで笑っていられるって、良いよねっ♪
顔というキャンバスに笑顔というえのぐを乗せて、
ーーー‥笑って。
「おはようございます、銀崎先輩!具合、良くなったんですねっ」
「おはよう。ん、ごめんね。もう大丈夫だよ」
「おはようございます~♪先輩、首どうなさったんですか?」
「あ、おはよう。んぁー‥ちょっと寝違えちゃって」
「おはよう、銀崎さん」
「あ、おはよ~」
「首、痛そうだね」
「ん~大丈夫。ありがとっ」
やっぱり、湿布は目立つ‥よね。
「心!!」
「麗花♪おはよ」
「おはよじゃないわよっ!ちょっ来て」
「えっ!?なに?」
朝からすごい形相で私を引っ張ってく麗花。
人気のない移動教室ばかりの別館まで来ると、いきなりくるっと振り向いた綺麗な顔。
眉間にシワを寄せて詰めよってきた。
「心‥昨日、何があったの?」
「え?」
「え?じゃないわよ‥」
麗花は、深く息を吐いて再び私を見据えた。
「昨日の夜中、兄貴が迎えに行ったでしょ?」
あ‥えっと、そんな気がしなくもない‥
「兄貴が覚醒した」
「は?」
「その首、例のアイツにやられたんだ?」
麗花はぺろりと湿布を剥がすと、どこか感心したような声を出した。
「結構 強くやられたね。その上からこんなにこすっちゃって‥痛くないの?」
麗花の優しい声。
「ちょっとヒリヒリするけど、そんなに痛くないよ」
「そ?なら良いけど‥」
そう言った麗花は、ふっと口元を緩ませて笑う。
「ふふふ。そっか、そっか♪兄貴が覚醒したぞーぃ♪」
なんか1人で楽しそうだ。
「あ、でも心?」
「なな何!?」
今まで踊り出しそうなくらいににやけてた麗花が、いきなり真顔になるからびっくりしたよ。
「その例のアイツには気をつけなね?」
「あ、うん‥」
「わかってる?飴をもらっても、ついてっちゃダメだよ?」
「わかってるよー」
こうやって、顔の筋肉がおかしくなるまで笑っていられるって、良いよねっ♪