奏~君が教えてくれたこと~
鳴偉のあの告白のせいで
散々 冷やかされた二人は
仲睦まじく手を握り合い
家路を歩いていた。
「るう、ナツメに呆れられちゃったね(笑)」
『おう、まあ流石クールビューティーってとこだな!(笑)』
「るう、もうここでいいよ!ありがと♪」
『いつも言ってるけど、家まで送るって』
「いいからっほら、るうも早く帰りなよ」
『ん…じゃあまた明日なっ』
「…るう、ごめんね、ありがと!ばいばーいっ!」
『なんか変だったな…まあいいか。また明日聞き出してやろ~っと』