Heart of Melody
One Melody-出会い-
Natsumi's Melody
「なっちゃん!」
「やほぉ里佳!」
うち、水無月菜摘は、現在中学二年生。
いつも通り、学校に来て、いつも通りの会話を親友の睦月里佳と挨拶を交わし、昨日のテレビについて話してた。
そう、いつも通り。
でも、いつも通りって意外と続かない。
6月。水無月。
「席替えすんぞーくじ引きだぁ」
先生の言葉でみんなが一斉にくじ引き箱にたむろった。
「余り物には福がある♪」
「里佳毎回言ってるよね?」
「えへへ(o・v・o)でも結構いい線きてるよ?前回だって~」
「そっか」
うちらは最後に引いた。
「うち…ぎゃ!二番!廊下側の前から二番目~最悪だよぉιなっちゃんは?」
「うち、25番だから…窓側かな?」
「離れた~(┰_┰)」
「大丈夫♪遊びに行くから♪p(´⌒`q)」
しかし、この席替え、うちの心のメロディを乱す。
ガタン
「あぁー遠い道のりι」
端っこから端っこみたいなもんだから疲れたよι
「あっ隣、水無月?よろしく(o^-')b」
うちの席の隣の男子が言った。
「………誰?」
「はぁぁぁ!!????」