Heart of Melody
練習が終わり、練習は今日は体育館でやってたから、荷物を取ろうと教室に行った。
そこには如月と弥生が二人で話してた。
入りづらく、そこで聞き耳をたてていた。
「どう…?華?」
弥生が言った。
「うーん、まだまだかな」
「まだ意識はしないだろうなぁ、今日知ったのも同然みたいだし…」
「……うちはこんなに師走が好きなのに」
如月が言った。
(はっ...!?)
「そんな?まぁ師走をフった菜摘ちゃんにイラついてたくらいだしね」
「そうだよ!おかしい!菜摘ちゃん…あんなに良い奴をフるなんてさ」
如月はそう言って鞄を持ち上げた。
(ヤベッくる!!)
「あれ?しーわすッ
なに教室の前に座ってんの!?」
デカい声で歩夢が呼んだ。
(バカッ歩夢!!!)
そのとき、ドアが開いた。
「聞いてたの?」
「なにを……?」
知らない振りして逃げよう(;^_^A
「うちが……師走を好きって…」
「そうなの?ι」
「ま、嘘だけどッ」
如月はそう言って階段を降りて行った。
(嘘、じゃないな)
俺は、如月が気になるようになった。