Heart of Melody
Ayumu's Melody
「ぇ、マジで?」
たまたま話していた葉月からビックリ情報。
水無月が課題曲の伴奏、自由曲の指揮をやるってさ。
指揮ならわかるけど、初めてだな、伴奏を聞くのは。
少しドキドキしている自分がいる。
ダメだな。忘れたいと思いたいほど、強くなってしまう水無月への想い。
もう、騙せないんだな。
「おい、歩夢」
葉月が呼んだ。
「あ、おぅ」
「ったく、なに嫉妬してんだよ(¬w¬*)((笑」
「嫉妬なんかするかッ!」
「じゃあなんなんだよー_ー )ノ"」
「……色々」
騙せない、気持ち。
ハッキリと聞こえた、Melody。