Heart of Melody
Ayumu's Melody
水無月がピアノに座った。
俺が使った後水無月が使うなんて、なんか変な気分だ。
あ、始まった。
みんな嫌いな曲。
でも水無月が弾いたらみんな好きになる。
それくらい、綺麗な音でピアノで音を奏でる。
ピアノのよき理解者。みたいな((笑
目を閉じて、体全体で水無月のピアノを感じた。
そして、水無月は指揮台に立つ。
まさか、水無月の指揮を遠くから見る立場になるとは思ってなかった。
水無月が、遠く感じた。
クラスが、隣なだけで。
付き合ってないだけで。
こんなにも想ってても。
手が届かない。
近付けない。
水無月が遠くなった。