Heart of Melody
そして、11月、霜月。
最終の志望校を決める。
「歩夢は櫻宮?櫻宮ってどこ?」
師走が俺の進路希望表を覗きながら言った。
「ああ、学区が違うからな、少し遠いんだよ」
もし水無月と違っても、音楽系にはしりたいって気持ちあるしな。
休み時間、廊下で葉月と話していた。
近くに水無月と皐月が話していた。
「あ、なっちゃん櫻宮行けるの?」
「なんとか偏差値上がって余裕地域に櫻宮捩込んだから~」
「さすがだねッ」
やった!これで受かれば同じ高校じゃん♪
「なにニヤけてんの!」
「ハッ!?」
「良かったな、志望校同じで(¬w¬*)」
「るせっ」
葉月は勘が良すぎる。
「葉月は?志望校違うの?」
「まぁな...偏差値10違うからな...」
葉月は肩を落とした。
葉月は秀才だからな。
皐月は並だし。
↑失礼
葉月は、水無月と話してる皐月を見つめていた。