Heart of Melody
夜。
「あープールと部活で疲れた(*´ο`*)=3」
ベッドにダイブ。
目をつぶると、あの水無月の顔が浮かんだ。
「…………意味わかんね」
正直、あの時の水無月は、すごく可愛かった。
「……歩夢が好きになるのも、わかる気がするな」
歩夢は去年から一緒に居たんだし、部活でも帰り一緒に帰ってたりしてたからな…。
「水無月は…誰が好きなんだろ」
気になった。
水無月の気持ち。
あの日から、俺は、水無月を見る目が変わった。
「師走?」
「何?」
水無月はズイッと俺の顔に近付いた。
「最近、師走変じゃない?」
「はぁ?どこが」
「なんか、前と話し方が違う
何て言うか…最初はうちを小ばかにするような感じだったけど…
今はなんか…んー優しくなった?」
「えっ…」
(ヤベー、バレてる!!意識しちゃってんのバレてるよー(゜▽゜;))
「俺様はいつも優しいからな、フフ( ̄∀ ̄)」
「あ?戻った((笑
気のせいか((笑」
「なんだよー!」
俺は気づいてしまったんだ。
俺は水無月が好きになってしまった…カモ?
水無月と、笑っていたい。
水無月と一緒に居たい。
そう想うようになってしまった。
ここから三人のメロディが、ゆっくりと音楽を奏でだす。