Heart of Melody



「みっ水無月…」


長月は目を丸くしてうちを見ていた。


(あっヤバ!!つい血が頭に昇っちゃって…ι)


「いや、その、あれはね…ι」


とうちがワタワタしていたら、長月がうちに駆け寄ってきた。

しかも何故か目をキラキラさせて。



「おまっ…………………かっけぇぇぇ!」



「はぃぃ!?」


「ヤベーかっこよかった~今の!あの台詞は学年一可愛いと言われる水無月だから言える台詞だよなぁ☆」


うちは見たことのない長月の姿に唖然としてしまった。



「なっ長月…?」


「すげぇよ☆ホント!ますます惚れ…おっとι」


「ホレ?」


「あっあっ…お前に惚れる奴が増えるかもなって」


長月はあせあせしながら言った。



「むぅ?」


うちは訳が分からなくて、ハテ?となってたら、師走が来た。



「ったく、歩夢!素直になれよ☆お前が、水無月に、ますます、惚れちゃったんだろ?」


師走はニカッと笑いながら長月の肩に手を乗せた。



「はぁぁぁ?無いから!ぜっっっっったい無いからッ!」


長月は全力否定。


「なっ…そこまで否定しなくて良いじゃん!まるでうち自体が否定されてる気分になる!」


うちはムカついたから言い返した。



「なに?じゃあ水無月は歩夢に、うんって言われたかったのか?( ̄∀ ̄)」


師走は企み顔。


「んなことは言ってない!」


「ホントかな?」


「ホントですぅ!!」


「ホント…あっ歩夢がショック受けてるー((笑」



「はっ!?なっ…違うッ」


「その焦り具合…( ̄∀ ̄)」


「だぁからっ好きじゃなーい!」




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