Heart of Melody
Kukai's Melody
「わぁわぁ…」
体育館が騒がしい。
俺は二人を挑発した後、トイレに行った。
その後の話は外で聞いていた。
「……最悪」
自分で仕掛けた地雷を自分で踏んでしまったようなもんだ。
頬に雫が伝っていく。
と、ガタンとドアが動いた。
俺は咄嗟に男子更衣室に隠れた。
出て来た。
「ククッ(*゜ww゜*)まんまと騙されたな((笑」
歩夢。
「意外と単純だね、((笑」
水無月。
(騙された…?)
「付き合うなんて、嘘だっての」
「その場凌ぎなのにね」
(そういうことか、なんだ心配して損した)
俺は寝不足だったから、温かくて静かな更衣室で思わず寝てしまった。
一方、その時の歩夢と水無月はと言うと。
「俺は…嘘じゃなくても、良いけどな」
歩夢はボソッと呟いた。
「へ?」
「いやιなんでも」
「いや、聞こえてるからιなんで、嘘じゃなくても良いなんて言うの?」
水無月は、一心に歩夢を見つめた。
「……なんとなく?(o^∀^o)」
「なにそれぇ!」
(なんだ、少し期待しちゃったじゃん…長月のバカ)
水無月は少し期待ハズレ。
(危なっι危うくバレるとこだったぁ~)
長月はヒヤヒヤしていた。