Heart of Melody



「そうだな、師走が帰ってきたら俺らは何も知らなかったって感じで、自然に居ような」


長月は、優しくうちの頭を撫でた。



「フォローは任して♪
まぁあんま師走の前でラブラブはダメだからね」


「「はーいι(^▽^;)ノ」」




次の日。



「あっ師走ッ!」


長月が師走に飛び付いた。


「よっ久しぶり♪」


師走が学校に来た。


「あっ、歩夢ーちょっと!」


長月は先生に呼ばれ、教室を出た。


師走はすぐに真っ直ぐにうちに向かって歩いてきた。



「水無月、俺、諦めないからな!」


「へっ(・・?)」


「師走…ι」


里佳は、気付いた。



(師走の気持ちのまとめ、それは、なっちゃんを諦めないってことだ!!!!)



長月はそこを聞き逃していた。

聞き逃していたことで長月は、これから苦しくなることを知らずに。




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