Heart of Melody
授業になり、みんな席に着いた。
今は自習だからみんなお喋りに花を咲かせていた。
(うちが可愛い…?有り得ん…)
うちはずっとそんなことを考えていた。
「…?どしたの??水無月ボーッとして」
師走が俯いていたうちの顔を覗き込んだ。
「え…あ、いや、さっきの里佳の言葉が信じられなくて…ι」
「ふぅん……まぁ、俺はお前、可愛いって思うよ?顔もだけど、性格も…」
師走はうちの目を見つめながら言った。
「え…?」
「フッ、(☆ ̄▽ ̄)ある漫画の告白のセリフ((笑まさかまさか本気なんかにしてないよねぇ?」
師走はニヤリと笑った。
「なっ…ムッカツクー!(○`ε´○)本気になんかしてないから!それにッ!!!バカにしてんの!?」
「当たり前♪」
「~~~~~!!!(;`皿´)」
(何、師走!!腹立つ~~~~!)
イライラしすぎて握っていたシャーペンがミシミシと曲がりかけていた。
「お前ら何ラブラブしてんだよ(*´∀`*)」
長月は満面の笑みでうちを見た。
「長月!んな可愛い顔すんな!師走がムカつくのぉ!」
「可愛い顔してないから!もぅ!俺男なのになんで可愛いって言われんだろ~」
長月は溜め息混じりに言った。
「顔のバランスが女子っぽいんだよ、背も低いから、あどけないかんじが…((笑」
うちは嫌味タップリに言ってやった。
「はぁ!?チビのお前に言われたかないね!!」
長月は目を見開いた。
「うっざー!せっかくフォローしてやったのに!ってか長月とうち3cmしか変わんないじゃん!」
「るせーチビチビ!」
長月はあっかんべー!とうちに向かってやってきた。
(幼稚だな!!)
「あああああああ!
なんでうちの周りはみんなウザったい男子ばかりなの!?」
「「お前が弄ってて面白いから(^ワ^)☆」」
ここぞと長月と師走がハモって言った。
「なにそれぇ!!!!!!」
うちは思わず叫んだ。