Heart of Melody
【……は?】
【決定な(¬w¬*)今すぐ俺ん家♪】
「自分勝手にも程がある!ι」
と叫びつつも……。
「来ちゃったしι」
師走ん家はうちんちから歩いて15分掛かった。
「あ、来た来た!オーイ」
師走が玄関を開け、呼んだ。
「……お邪魔します…」
そういや、男子の家に入るの久し振りだな…。
長月の家に行ったっきり……。
なんでこんなに被るんだろ…。
日常にあの頃が紛れて苦しくなる。
「??どした?来いよ
今誰も居ねぇから」
と師走が言いかけた時
「空海、俺、居るから」
階段を下りてきたのは師走にそっくりな顔をした背の高い男の人。
「兄ちゃんι居たんかい」
(兄ちゃん!?ヤバッ!!師走にそっくり...)
「今起きた…ん?なんだこの可愛らしい子…まさか空海の彼女!?」
ズイッと顔を近付けてきた。
「いや、俺が惚れてる奴」
師走は素直に言った。
(おぃおぃ!!ちょっ...うちはどうすればッ)
「へー、俺は師走空弥
君は?」
「みっ水無月菜摘です」
「菜摘ちゃん?可愛い(*^ω^*)」
「兄ちゃんッιナンパすんな!水無月もナンパされてねぇで行くぞ!」
「うっうん」
なんだか、個性的な人だなぁ……。