Heart of Melody



「え、1番うち?」

水無月がマイク越しに言った。


「なっちゃん1番、うち2番♪サビは二人♪

あ、これ一宮くんのソロが大サビであるから、そこはなっちゃんだよ♪なっちゃん一宮くんのファンっしょ?」


睦月もマイク越しに言った。


「わかったよぅι」



曲が始まり、水無月が歌い出した。


「見つめられるだけで
胸が高鳴る僕は、少しおかしいのかな?」


歌詞も曲想も切ない恋って感じ。



てか、



(((((((水無月歌うますぎる!!!!!!(O.O;))))))))


クラス全員が思った。


有り得ない。



可愛い声がいつも。

でも歌声は綺麗な、高くて澄んでる。

ビブラートもかかるし。



「可愛いだけじゃないんだな」

「さすが音楽系の天才♪」


みんなが言っていた。


………確かに。



睦月は失礼だが、まぁ音痴じゃないな、みたいな。


水無月にまた惚れた俺だったι。

↑惚気?




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