青い空と

まぁ、とりあえず光が内容を理解してないみたいで。
話してやろうじゃないか。

…でもわかんないんだよね、自分でも。


「で、何度も聞くけど何があった」

「…わかんない」


事実ですもの。仕方ない。

当の光は、ゴンっと地面に頭をぶつける。
…あのー大丈夫ですか。


「だいじょぶ？」

「…わかんないって何だよ」

「う～ん…。いまいちなんだよねー…」

「…、何が言いたい…」

「…恋に落ちたって奴？」


多分、恋だとは思うよ。これ。