Surprise!!
File.01 ネックレスの行方
「翔、お帰りー」
「ただいまー」
狼谷翔、16歳。
大阪に住むごく普通の高校生。
・・・といいたいんやけど、ちょっと違う。
俺には"ある力"がある。
"過去を見る力"。
ものや人に触れると、それまでに何があったのか、辛い思い出や楽しい思い出も全て分かる、複雑な力だ。
正直、この力が俺は嫌いだった。今も嫌いだ。
でも、役立てることができると気付き、昔よりは力を受け入れられるようになった。
俺の力で誰かが幸せになれる。それだけで嬉しかった。
そして・・・・
「こんばんはー!おばちゃん!これ、肉じゃがやねんけど、食べてや!」
「まあ紗枝ちゃん!ほんま助かるわー、ありがとうね」
「いえ、オカンが作りすぎただけですから!」
この堂々と家へ乗り込んできた人物。
榊紗枝。俺の幼馴染にして同士。
そして少々ウザイ。
同士というのは、コイツにも"力"があるからだ。
コイツの力は"未来を見る力"。何十年も先のコトは見えないらしいが、1年とかなら触れたもの、人の未来が分かるらしい。
幼いときから喧嘩が絶えない。
でも何故か分からないが、小・中・高と同じ学校へ通っている。
まあ特に意識したことはないのでどうでもいいのだが。
そして、最近俺とコイツは"仕事"を始めた。
「ただいまー」
狼谷翔、16歳。
大阪に住むごく普通の高校生。
・・・といいたいんやけど、ちょっと違う。
俺には"ある力"がある。
"過去を見る力"。
ものや人に触れると、それまでに何があったのか、辛い思い出や楽しい思い出も全て分かる、複雑な力だ。
正直、この力が俺は嫌いだった。今も嫌いだ。
でも、役立てることができると気付き、昔よりは力を受け入れられるようになった。
俺の力で誰かが幸せになれる。それだけで嬉しかった。
そして・・・・
「こんばんはー!おばちゃん!これ、肉じゃがやねんけど、食べてや!」
「まあ紗枝ちゃん!ほんま助かるわー、ありがとうね」
「いえ、オカンが作りすぎただけですから!」
この堂々と家へ乗り込んできた人物。
榊紗枝。俺の幼馴染にして同士。
そして少々ウザイ。
同士というのは、コイツにも"力"があるからだ。
コイツの力は"未来を見る力"。何十年も先のコトは見えないらしいが、1年とかなら触れたもの、人の未来が分かるらしい。
幼いときから喧嘩が絶えない。
でも何故か分からないが、小・中・高と同じ学校へ通っている。
まあ特に意識したことはないのでどうでもいいのだが。
そして、最近俺とコイツは"仕事"を始めた。