あなたの笑顔をみていたい
もう2学期に入ったある日、
今日は部活があって
病院に行くのが遅くなりそうだった。
もちろん、
朱莉は私が歩に会いに行ってるのを
知っている。
「ねぇ・・・今日は遅くなりそうだし、
行くのやめたら?」
心配そうに私に言う。
「大丈夫だよ!
いっつも行ってるんだし」
笑って朱莉に言うと、
朱莉はなぜか不安そうな顔で言った。
「ほんとに?
真子、なんか最近疲れすぎてない?
部活もすっごくがんばってるし・・・」
確かに最近はあまり眠れない。
歩のことで頭がいっぱいだから・・・
「ほんとに大丈夫だよ。
もう、朱莉は心配しすぎなの!」
私だっていつまでも子供じゃないんだから。
そういうように笑う。
「そっか。でも無理だけはしないで。
何かあったら相談してね!」
「わかった。ありがとう」
私は朱莉にそういって別れた。
向かう先は病院だ。