あなたの笑顔をみていたい
((ガラ))
「「「!!??」」」
3人が一斉にこっちを向く。
朱莉が真っ赤な目で私を見ながら
「・・・いつからいたの・・・?」
って聞いてきた。
「最初らへんから・・・」
その言葉に秀維がいち早く反応した。
「・・・じゃぁ・・・
今から聞くことがどういうことか・・・
だいたいわかるんだな?」
真剣な目で私を見つめる。
「・・・うん・・・」
ゆっくり歩に目を移す。
すると、歩はいつも窓の外を
見ているときと同じような
悲しい顔をしていた。
“ズキッ”
心が痛くなった。
これからどんな話をするのか、
それはきっといい話じゃないことはわかる。
「・・・ホントにいいのか・・・?」
今度は今まで口を閉ざしていた
歩が言った。
「うん」
私は平然を装って答えた。
けど・・・