あなたの笑顔をみていたい
「・・・今怪我してるとこと・・・
同じところを・・・」
そういうと真子は静かに俯く。
泣いてるのかと思った。
声をかけようと思ったとき
「でも!そのときは足、治ったんでしょ?」
「そ、そうだけど」
「だったら・・・
今回も治そうよ?
私、いっぱい手伝うから!
・・・歩がバスケしてるとこ
みれなくなるなんて嫌だよ・・・」
真子はそう言った。
なぜだろう・・・
俺の頬に涙が流れた。
周りの人たちはもう諦めてた。
治る事はない、もう無理だって。
でも・・・真子だけは違ったんだ。
俺の怪我が治る事ことを信じて
治そうって言ってくれてる。