あなたの笑顔をみていたい



踊りの練習が終わって今は教室。


私は朱莉に踊りを教えてもらっている。



「だーかーら!

ここはこうするの!!


・・・わかってる!?」



やっぱり朱莉はスパルタだった。


でも・・・


正直わかんない。


でも最初に比べたらすっごい

覚えたほうだよね!?



だって先輩たちに教えてもらったとこ

全然覚えてないんだもん・・・


そりゃ朱莉だって嫌になるよね。




隣で泣きそうになってる私をみて

朱莉は歩を呼んだ。



「何?どしたん?」



何も知らない歩が秀維と

一緒に来る。




「真子がさぁー・・・

踊りなかなか覚えないから

ペアやってあげてよ!

その方がわかりやすいし。

どうせ本番もペアだろうしさ」




あぁ、なるほどね。




ってえぇ!?

私歩より全然踊れないのに!?

歩に迷惑かけるだけ・・・




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