あなたの笑顔をみていたい
走るコースは校庭半周。
距離は100mだ。
周りがキャーキャー言ってる中、
私と前の距離はあっという間に縮まって
あと少し!!
「真子ー!」
歩の呼んでる声が聞こえる。
あと・・・ちょっと・・・
バトンを渡すちょっと前のところで
ついに私たちは赤組を抜かして
1位になった。
歩が満面の笑みで手をあげる。
「歩!!」
見事、きれいに歩の手に
渡ったバトン。
「がんばってー!」
私は力の限り叫ぶ。