あなたの笑顔をみていたい
歩Side
~歩Side
今日は久々に部活が休み。
今日ははやく帰って秀維と
遊ぼうと思っていた。
「歩ー帰ろうぜ」
「おう、帰るか!」
他愛もない話をして昇降口に向かう。
靴を手にとって履こうと思ったときに、
「早川くん、ちょっと時間いいかな?」
「ん?」
クラスは違うであろう
女子数人に呼び止められた。
「歩、お前告白されんじゃね?」
秀維がにやけながら俺に小声で言ってくる。
「いや、それはないだろ」
もし告白されても、
俺の答えは決まってるし・・・
「ま、がんばれよ!モテ男!」
そういって秀維は帰っていった。
「場所は?ここでいいの?」
俺が女子達に声をかける。
「ここはちょっと・・・」
恥ずかしそうに顔を赤らめて言う。
そうだなぁ~・・・
「君たち何組?」
「えっと・・・1組です」
「そんじゃ1組の教室行くか」
そう言うと俺は1組に向かった。