拘束お姫様 *番外編開始
「す、すみません! あいさつもなしに―――っ」
シンデレラは慌てて、王妃に頭を下げる。
「気にしなくていいわよ。 ……ところで、」
王妃は少し目を細めて、ジッと彼女を見つめる。
「あなたは奴隷なの?」
ドクン、とシンデレラの心臓が跳ねた。
それと共に、僅かに彼女の身体が震えている。
「そ、そうです………」
王妃の表情を見るのが怖くて、彼女は俯いた。
「奴隷の証(しるし)は?」
ぎゅっ、とシンデレラは自分の服を握りしめる。
「……腰部に、あります」
彼女の声までもが、震えていた。