拘束お姫様 *番外編開始
少し先に、国王と王妃は座っていた。
「……何のようだ」
王はクロードの隣にいるシンデレラを見て、目を細めた。
「先日、父上が言った言葉に、僕は同意できません」
「戯(たわ)けたことを言うな。 一時の愛に惑わされれば、お前はろくな王になれやしない」
「一時の愛などではありません。 僕は永遠に、彼女を愛します」
刹那、二人の間に 火花が散った。
「私の言う事が聞けないというのか」
「……そうです」
「お前に奴隷は相応しくない」
「以前も言いましたが、奴隷など関係ありません」