拘束お姫様 *番外編開始



( 僕の前で己を作ろうと、意味はない )


クッ と笑った彼に、シンデレラは眉を寄せる。


「まさか、アイツと似たような事を言われるなんてね」



ウィズ、 僕は 本当にこの少女の事を、気に入ったよ。



「じゃぁ、やめてあげよう」


彼女の後頭部に手を添えて、


「“優しい王子”なんて、くだらないしね」



強引に 彼女の唇を奪った。



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