拘束お姫様 *番外編開始



「ですが、」


「もういい、ガイル」


これ以上 彼女達に何を言おうが、今は無意味。


「話すだけ 無駄だ」


その声は ガイルにしか聞こえていなかった。

一瞬露わになった冷たい彼の雰囲気は何処へやら、


「ではMrs.アルフィディル、また 訪ねさせて頂きます」


今では完璧に偽りを被り、 最後にその微笑みを見せては、彼女達の前から立ち去った。




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