拘束お姫様 *番外編開始
*
5日が経ったある日、彼女はある事を聞いてしまった。
「王子様が毎晩出掛けているのは、女の所へ行っている、って噂よ」
たまたまメイド達が話していた事が、彼女の耳に入ってしまったのだ。
「あ、お…お姫様・・・・」
「あの、お姫様。 これは、噂に過ぎませんの」
メイド達は必死に、フォローをする。
「気にしないでください」
ふわりと微笑むシンデレラに、メイド達は予想外だった。
「元々、あたし達はそういう関係でもなかったので・・・・」
そう、彼女は 無理やりここで住むようにされたのだ。
愛 なんて、ないに決まっている。