拘束お姫様 *番外編開始
それは 恐ろしい再会
♯ 1
*
それはあまりにも、突然のことだった。
「シンデレラ様、お客様が お見えになっていますが」
困った顔をしながら、メイドが一人 彼女に寄ってくる。
「お客さま?」
「王子様の許可がない限り、お姫様と会う事はまだ許されないのですが・・・・、本人たちは 王子様から許可を得た と言っていまして」
妙な胸騒ぎが、彼女を襲う。
「もしかして・・・・」
いや、でもそんなはずはない。
彼女たちは あたしが此処に居るとは知らないはずなのだから。