プリンな彼女
「新井?」
「あ~わかった、食べればいいんでしょ、食べれば。言っとくけどあたし、ものすごく大食いなんだからね。後悔しても、知らないわよ」
自分でもこんな憎まれ口しか叩けないのかと呆れるけれど、素直じゃないんだからしょうがない。
「新井の大食いは、有名だからな」
やっと、いつものあたしに戻ったのを嬉しそうに見つめる稲葉。
「お前なぁ、それは今俺が食べようとしてたんだぞ」
「稲葉が、モタモタしてるからでしょ」
相変わらずの2人であるが、そんな2人のやり取りを微笑ましく思いながら真紀ちゃんがポロっととんでもないことを口にした。
「稲葉さんと祐里香さんは、もう付き合ってるんですか?」
真紀ちゃんの爆弾発言に、あたしは飲んでいたビ─ルを思わず噴出しそうになった。
天然な真紀ちゃんは、時々とんでもないことを言うからびっくりするのよ。
「真紀ちゃんったら、なっ何言ってるの。そんなわけないでしょ」
「え?でもみんな言ってますよ」
───みんなって何よ、みんなって。
あたし達、そんなこと言われてるわけ?
「はぁ?何それ、あたしと稲葉が付き合うなんて絶対ない!例え、地球上に2人しかいなくってもあり得ないもん。ねぇ、稲葉?」
稲葉を見ると、なんだか随分と落胆しているように見える。
「ちょっと、稲葉も何とか言いなさいよ」
「新井、何もそこまで言い切らなくても…」
「そうですよ、祐里香さん。稲葉さん、落ち込んじゃったじゃないですか」
「あ~わかった、食べればいいんでしょ、食べれば。言っとくけどあたし、ものすごく大食いなんだからね。後悔しても、知らないわよ」
自分でもこんな憎まれ口しか叩けないのかと呆れるけれど、素直じゃないんだからしょうがない。
「新井の大食いは、有名だからな」
やっと、いつものあたしに戻ったのを嬉しそうに見つめる稲葉。
「お前なぁ、それは今俺が食べようとしてたんだぞ」
「稲葉が、モタモタしてるからでしょ」
相変わらずの2人であるが、そんな2人のやり取りを微笑ましく思いながら真紀ちゃんがポロっととんでもないことを口にした。
「稲葉さんと祐里香さんは、もう付き合ってるんですか?」
真紀ちゃんの爆弾発言に、あたしは飲んでいたビ─ルを思わず噴出しそうになった。
天然な真紀ちゃんは、時々とんでもないことを言うからびっくりするのよ。
「真紀ちゃんったら、なっ何言ってるの。そんなわけないでしょ」
「え?でもみんな言ってますよ」
───みんなって何よ、みんなって。
あたし達、そんなこと言われてるわけ?
「はぁ?何それ、あたしと稲葉が付き合うなんて絶対ない!例え、地球上に2人しかいなくってもあり得ないもん。ねぇ、稲葉?」
稲葉を見ると、なんだか随分と落胆しているように見える。
「ちょっと、稲葉も何とか言いなさいよ」
「新井、何もそこまで言い切らなくても…」
「そうですよ、祐里香さん。稲葉さん、落ち込んじゃったじゃないですか」