迷姫−戦国時代
浅波が鶴水城へ向かっている中、戦いはより一層激しくなっていた

宮火は普通よりもかなり長いクナイを手に持ち敵の騎馬隊の首目掛けて飛んだ

だが相手は薙刀を使い中々宮火を近付けさせない

本来薙刀は人馬に使用するのだがそれを己に使うとは中々のてだれだ

流石浬張兵、簡単に相手は堕ちないな

クナイを人から馬へ矢先を変え馬が崩れそれにより人が落ちた刹那、宮火は相手を討っていた

馬を傷付ける時姫が悲しむ顔が浮かびながらも宮火は攻撃を止めなかった


だが勝敗は一目瞭然
次々に見方は倒れていく

宮火は攻撃するさなか、一人の敵が宮火へと目掛けてきた

相手は薙刀を片手持つ
宮火はカウンターを狙うべく身構えた

相手は足元を狙い宮火は跳ぶ事により攻撃を避けたが相手はそれを読んでいたらしく薙刀では無く隠し持っていた刀で首を狙う

「空間では動けまい。若造よ、ご苦労だったな」

そう吐や否、刀は宮火へと向かうが宮火は相手の乗っている馬を蹴る事により空間での方向を変え地面へと着いた

そろを見た相手は関心した素振りを見せながら話した
「ほう・・・やるな。だが甘いぞ」

「く・・・!」

宮火は崩れ落ちた

よく見ると腕が少し斬られていた。回避した時に斬られたんだ

「毒か・・・」

その光景に相手はニヤリと笑う

「そうだ、少しの間動けまい。精々国が滅びるのをおとなしく見ときな」

そう言い相手は馬を走らせ


「クソ・・・」

宮火は肩を振るわせ悪態を付きそこから意識が途絶えたのであった












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