迷姫−戦国時代
気づけば周りは暗く部屋にはいつの間に点けたか分からない蝋燭数本が視界を明るく映していた


「あれ、私は一体何を・・・」

周りを見回したら掘りなど美しく施されている立派な美しい扇が神棚に奉られていたのだ


「私こんな所に・・・!早く出なくては・・・」

どうやか此処が神苑であると気づき踵を反し部屋から出ようとしたら




















シャラン





















シャラン









初めは小さい音であったが徐々にその音は大きくなり美羽は恐る恐る後ろを振り返った







「!」




美羽の見た先には・・・・

















美しい女性が先程の扇を手に持ち息をするのも忘れてしまう様な美しい舞をしていたのだ





シャランシャランシャラン



シャ・・・ラン












女性は舞を途中で止めたと思ったら美羽を真っ直ぐに見すらえた












「初めまして・・・・・桜美家最期の生き残りの姫よ・・・」



そう言った女性は哀しそうに私を見たのでした
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