机の上のラクガキ
~プロローグ~
受験まで…
あと1年もない。
『受験生』
という自覚がなかった。
毎日、変わりなく過ごす日々。
私にとって『勉強』とは…
ただやらなければいけないことの1つ。
ただ黙々と…
ただ単に突っ走って…
あとさき考えずに…ただ…
夢とか目標とか将来とか
何も考えずに
頭の中も、心の中も 空っぽな私を
《愛》という名の温もりで
埋めつくしてくれた 君。
夢を目標を…そして 将来を
一緒に見つけてくれた君。
初めて、生まれて初めて
本当に【好き】と思えた
君に出会った…