机の上のラクガキ
第1話 クラス替え
ピピピッ ピピピッ
…ん~…
ピピピッ ピピピッ
何かが鳴ってる
ピピピッ ピピピッ
聞いたことのある音
…ハッ!!
ピピピピピピピッ
カチッ!!
ガチァ!!!
バンッ!!ゴロゴロ…
「うっるさいな~…。」
姉が私の部屋のドアを開けて
険悪な顔をして
こっちを見てる
「あ、ハハハ、めんご…」
私はそんな姉の顔が
視界に入らないように
アラームを止めるさいに
落としてしまった
目覚まし時計を拾い上げ
転がっていった電池を拾い
目覚まし時計にセットした
「どうして目覚まし止めんのに落とすかな~…」
相変わらずの表情+眠そうな細い目で
私を見てる…らしい
「あんたこれで何回目?もう、目覚まし音も落とす音もうっさいからさぁ~、携帯のアラームにしなよ~…」
と言って、階段を
フラつきながらおり
姉はリビングへ行った
「はいはい、すみませんでしたね…」
私は目覚まし時計を
元通りに戻し
ベッドの横に置いてある
ステレオの上に戻した
「今何時~…?」
私は時間を確認した
時計の針は
6時30分をさしていた