机の上のラクガキ
学校へ着き
いつも出入り
していた教室
2年B組に入り
自分の席に座った
「おっはよ~☆」
いつもと変わらず
みんなは私に声を
かけてくれた
「おはよ!ねぇ、ちょい、梨杏っ!クラス替えってどゆことさ~」
朝のメール、
返信が来なかった
ため、直接梨杏に
聞いてみた
「あ、返信すんの忘れてた(笑)あのさ~、転校生が6人も出ちゃってさ、人数合わせんのと、噂では悪い生徒と良い生徒をわけるためでもあるみたいなね~」
「え~、梨杏と離れたくないのに!!」
「私も彩己と離れたくないよ~!!あ、先生来たから座るね」
先生が来て、朝読書の時間が始まった
その頃もクラス替えのことが気になってしょうがなく、本は出して開くものの、 字に集中することができなく、時計ばかり見つめていた
あと15分…
あと10分…
あと5分…
刻々と時計の短い針は進み、その時が来ようとしていた
キーンコーンカーンコーン…
「起立!」
日直が前に出てきて、朝学活が始まった
それから、朝学活が終わり、先生からプリントが配られ、クラス替えについて話を切り出された
「えー、転校生が予想外に多くなってしまい、人数調整のため、クラス替えをすることにします。1年間ありがとう!じゃない人もいるが」
微笑が起きた
その後出席番号順に新しいクラスが書かれた紙が配られた
「小山ー!」
「はい」
次だ…
どうか梨杏と同じクラスでありますように…
「水野ー!」
「はい」
私は紙を受け取り席に戻った
先生が紙を配り終わり、チャイムが鳴った
「よし、じゃあお別れだな!移動!」
私はC組だった
紙を配り終わった丁度にチャイムが鳴ってしまい、梨杏が何組なのか聞くことが出来ないまま移動が始まってしまった