水魔法と闇魔法
そういえば、ガイウスさんは宿屋があるって教えてくれたけど、
どこだったかな。


明るいとはいえ、夜中なので人の出入りはない。

明るいだけでやけに静かな道を一人であるくのは
実に不気味で、
少し怖いとラーナは感じた。

十字路に出ると、向かい側の建物に
『宿』
と書かれた看板が下がっているのを見つけた。

「あった!」

小さく喜びの声を上げて、道路を渡る。

近くで見ると、建物は大きく
淡いペール色で塗られていて、
とても好印象だった。

さっそく中に入ると、受付のところで、すこし小太りのおじさんが転寝をしていた。
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