水魔法と闇魔法
心の中でそう思いつつも、
ラーナは取り繕った笑顔で笑う

「良い名前だね」
「別に。私は嫌いだけど」


人がせっかく褒めてあげてるのに、やっぱり感じ悪い!!

ラーナが憤慨していると
おもむろにノーラが口を開いた

「…褒めてなんて頼んでない」
「え?」
「せっかく褒めてあげたのに、って顔してる」

鋭い目線でじっと見つめ返され、ラーナはぐっと言葉に詰まる。

「早く寝てくれない?夜中に起こされてこっちは最悪の気分なんだから」
< 17 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop