水魔法と闇魔法
「あの…」


ラーナはソルジャーに話しかけたつもりだったが、
ソルジャーは聞こえていないのであろう。

メモを切り取りふっと息を吹きかけた。

すると見る間にメモは鳥になり街の中へ入っていった。


「ラーナ、と言ったか」
「あ、はい」
「街へ入場の許可を申請した。程なくして門が開かれる」


そう言ってソルジャーは被っていたフードを脱いだ。


「俺の名前はガイウス。門番のソルジャーだ」


< 7 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop