Complexxx.
マネージャー争奪オーディションは翌日の放課後に行われた。
場所は会議室。
廊下にはたくさんのマネージャー志望の女の子が列んでいた。
列んでから10分、20分、30分と時間が過ぎていき、
列び始めてちょうど1時間たった時、私の番になった。
緊張する……。
心臓バクバクだよ…。
私はドアの前で大きく1回深呼吸をして、ドアをノックした。
コン、コン
「失礼します。」
中に入ると正面に椅子が一つ、その前にサッカー部の代表5人が座っていた。
その中にはあの上村先輩も
座っていた。
私は緊張を抑え、椅子に座った。