Complexxx.
まだズキズキと痛む腕を押さえながら、
私は試着室へ向かった。
「あみぃー?」
声をかけても返事がなかった。
「あみなー?」
もう一度呼ぶと、あみなが試着室から出てきた。
「あ、お姉ちゃん。あみな、お腹空いちゃった。お昼ご飯食べよ!」
「え!?その服は?いいの?」
私はあみなが手に持っているワンピースをさしながらそういった。
「いいの!お腹空いたから早く行こう!!」
あみなはワンピースを元の場所に戻した。
そして、私の手を引っ張ってお店を出た。