Complexxx.
カットバン
次の日の放課後。
「休憩ー!10分後再開な!」
キャプテンの掛け声で選手達が一斉私達の所へとあつまってくる。
30人以上の選手が一斉に集まってくるから、飲み物を渡したり、タオルを渡したり私たちは大忙し。
『ななちゃーん!こっちのタンク、もう無いよ!』
選手の中の1人が私に声をかけた。
「あ、はい!入れてきます!」
私は大きなタンクを抱えて
水道へ向かった。
あ…。
水道には上村先輩がいた。
水道で何かしている。
「お、お疲れ様です…。」
私がそう声をかけると、先輩は顔をあげてこっちをみた。