Complexxx.

「おう。」


「どうしたんですか?皆さんあっちで休憩してますよ?」


「ああ…。練習中転んじゃってさ…。」


先輩の膝をみると、大きく擦りむいていた。


「大変!!救急箱持ってくるのでまってて下さい!!」


「いいよいいよ。いつものことだから。」


先輩はそういって、また水道に向き直って膝を洗い出した。


「でも…やっぱり持ってきます!!」


私はそういってベンチへ走った。




< 70 / 90 >

この作品をシェア

pagetop