Complexxx.



少し沈黙が続いた。



それから間もなくして、電車の音がした。



「電車きたから、私行くね。電車……、待っててくれてありがとう。それと……。私がクラス会きた時も…。」



「…おう。」


菅原くんは一瞬驚いた顔をして、そのあと照れ臭そうに笑った。




私はそこでお別れをして、
電車に乗った。


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