冴えない僕とアイドルBOYS!
1~僕って冴えないヤツです~
「ちょ、ちょっと待ってください!」
事務所内に虚しく響いた僕の声。
「僕、この会社に入って1週間ですよ・・・?この世界のことだってよく知らないのに、いきなりマネージャーなんて」
棚原社長はその凛とした瞳から光をまっすぐ僕に向けて、小さくため息をついてから言い放った。
「うちは元々小さい事務所だったんだけど、この"CHAMP"の予想外の人気で人手が足りないのよ。
事務の仕事はややこしい内容で、新人のあなたになんかとても任せられやしないわ。
マネージャー業なら今から私について学べばいいのよ」
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