冴えない僕とアイドルBOYS!


「で、でも・・・」

「声が小さい。この世界に入ったら、事務だろうがマネージャーだろうが勢いが必要なのよ!
ほらもっと背すじ伸ばして!」



ぱん、と背中を叩かれて思わず背すじを伸ばす。

そんな。勢い、だなんて・・・僕に要求するもんじゃない。


「これがあなたが担当する予定の"CHAMP"のデータ。目を通しときなさい」



突き出された小冊子をしぶしぶ受け取って、ページをめくってみた。


< 2 / 27 >

この作品をシェア

pagetop