冴えない僕とアイドルBOYS!
2~イケメンって、眩しい。~


エレベーターの"2階"のランプが光り、扉が開いた。
そして僕は踏み出す。

エレベーターのすぐ横で、社長・棚原雪枝は待っていた。


「お呼びですか、社長」

「CHAMPとの顔合わせするわよ。ここのレッスン室でレッスン中だから」



歩きながら社長は言う。


このビルの2、3階はおもにレッスン用の部屋が設けられていて、防音対策もばっちりである。
―と、聞いた。


そしてこの階には3つのレッスン室があるが―
社長は、そのうち一番奥の部屋のドアを開け入っていった。

あわてて僕も後を追い中に入る。

< 8 / 27 >

この作品をシェア

pagetop