スポーツバカな彼氏がまさかの風邪をひきました。
祐那は
的確に要件を伝え終わった
ようだ。
「っごめん…せっかくのデートなのに…ゲホッ…ゲホッゲホッ…」
そんな俺にも優しく背中をさすってくれる。
「ううん、デートなんていつでもいいから。それより今は聡が心配だよ…」
「…っ…ありがと…」
そんな感じで
ゆっくり会話をしていると
着いたようだ。
―――俺の家?
「880円です。」
「祐那、俺…払う。」
「だめ。あたしが払うの。
…病人は黙ってなさい。」
はあ俺カッコ悪…
外に出ると
死にそうなほど寒かった。