きらきら。



「・・・へ?」
「空のお散歩だよ、楽しそうでしょ。」
「楽しそうだけど・・・」



あたしはこの部屋にある機械から離れられない。



「大丈夫だよ!そんな機械、なくたってまだ1年生きれる。」



またあたしの心が読めたのか、大丈夫だという。



「そっか・・・」
「うん!もし今夜死ぬんだとしたら1年前、とっくにここに来てるよ。」
「それもそうだね。空のお散歩なんて初めて!楽しそう!」
「楽しいよ。すいすい飛ぶのも楽しいけど、今日はゆっくり星を見ながら散歩しよう」
「うん!」



返事をするとリュウくんは、
「今夜の検温が終わったら抜け出そう。」
って言って、窓から外に出て行った。





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