☆フードつきパーカ
「まーま!!良いじゃん!!四人だったら、きっと楽しいって!!ほら、トマトあげるから!!」
「え~~~??」
とか、言いつつ。
夏澄のお弁当のミニトマトは、しっかりいただく。
「夏澄!ぱーこ!曲とかってどうする?さっさと決めてかないと、文化祭まで時間ねーよ?」
「んー。どうしよっか?」
太陽と月がお弁当を持って、私たちの机に来た。
「なんか、流行りの曲よりも、ダンスできそうな曲の方が良いよねぇ。」
「あ、それおれも思った。毎年毎年さぁ、アイドルの新曲だったり、流行りのバラードだったり!ダンスに向いてない曲選んでたクラス、あったもんなぁ。」
太陽と夏澄は、すでに計画を練り始めた。
この二人、成績だけじゃなく、頭も良いから、何でもこなすんだよね。
(二人いわく、「頭いい」と「成績いい」は違うらしい)
「じゃ、私、今日帰ったら、色々探して、CDつくっとくね。」
「よろしく。おれも一応探すけど。」
もう話がまとまったみたい。
夏澄が、何曲か、候補を書き出している。