愛することができるまで
闇を見つめる瞳
窓から見える眼下には
眩しいほど輝く夜景が
広がっていた。


真っ赤なネイルが施された長い指の隙間には


煙草が挟まっている。



ゆっくりとその煙草を吸い込んで、

吐き出すと白い煙が上へと揺れながら昇っていく
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